FRP部品設計・材料選択の基本
(1) | 最終製品よりの必要事項…規格、基準、仕様等。 | |
(2) | 技術上の要求事項…要求特性を満足させる材料、コスト、実用事例および諸データ。 | |
(3) | 製造面よりの考慮…脱型、成形性、仕上げ加工、二次加工が少ないこと、寸法許容差が適切なこと。 |
FRP部品設計・材料選択の進め方
(1) | コスト面…材料コスト、成形加工コスト、生産数、機器全体としての評価。 | |
(2) | 特殊な特性面…耐アーク性、耐トラッキング性、耐熱、耐薬、耐燃性、寸法安定性、熱伝導性、断熱性、電波透過性等。 | |
(3) | 使用目的。 | |
(4) | 一般特性…耐電圧、絶縁抵抗、強度。剛性(引張・圧縮・曲げ)衝撃、疲れ、クリープ。 | |
(5) | 実用事例…使用実績。 | |
(6) | 構造、形状…平面化曲面構造とするか、等厚にするかフレーム、フランジ補強構造にするか他部品との取り合い、接合方法。 | |
(7) | 仕様環境…屋内か屋外か特殊雰囲気中か。 | |
(8) | 耐用年数。 | |
(9) | 外観、仕上。 | |
(10) | 成形、加工…積層、成形方法。 |
以上についてチェックする必要がある。
FRPには様々な製造方法があり、用途、必要数量、形状などによって選択します。以下のチャートは参考例です。
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人工衛星衛星構造体にも、弊社で設計・開発したカーボンFRPの技術が活かされています。
「提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA)」
軽量、高剛性、高強度。
産業用機器や、医療・宇宙電波機器、航空機器を変えるCFRPの可能性とは?